手汗 足汗 脇汗 多汗症の原因は?
手足の多汗症という病気を聞いたことがありますか?
多汗症って一言で聞くと、汗っかきと思われがちですが、病気の可能性もあるのです。
症状としては、脇の下や、足の裏、手のひら、顔の周りに異常に汗をかく病気のことをいいます。
ただ汗をかく、ということだったら汗っかきで終わるかもしれませんが、この多汗症という病気になってしまうと日常生活に支障をきたしてしまうほど、汗をかいてしまうこともあるのです。
例えば、手のひらの場合ですと、汗をかきすぎてしまって、ノートや資料が濡れてしまう。
手のひらに汗をかきすぎて、人と握手も出来ない。
など、様々な場面で支障をきたしてしまうこともあるのです。
この多汗症という症状に、悩んでいる方が人口の3%位いらっしゃるといわれています。
特に多いのが、手足の多汗症について悩んでいる方が多いのです。
多汗症の原因
では、この多汗症の原因はどういったものなのでしょうか?
原因というのは一言でいうのは難しいのですが、人それぞれ原因が異なるようです。
大体の人は家でリラックスしているときや睡眠時というのは、副交感神経が優位になっているのですが、この多汗症の方は家にいるときも、睡眠時も関係なく、交感神経の反応が強く出てしまうということがいわれています。
この交感神経がなぜ強く出てしまうかというのも人それぞれ違うのですが、精神的なストレスを抱えてのものであったり、遺伝であったり、ホルモンバランスの乱れ、その時におかれている環境によって、と様々な理由が考えられるのです。
ただ、多汗症と悩んでいる中でも、根本として病気が原因になっている場合もあるのです。
病気が原因になっている場合は、根本の病気自体を治療する必要があります。
バセドウ病であったり、自律神経失調症、糖尿病、急性リウマチ、結核、ガンなどの原因が考えられるのです。
こういった病気が原因の多汗症については、根本の病気が治れば、多汗症も治癒するので、きちんと病気を治すようにしましょう。
ホルモンバランスの場合
ホルモンバランスとは色んな現象があるのですが、その一つとして、ホットフラッシュと言われている暑くもないのにのぼせてしまったり、やたら汗をかいてしまうという、多汗症の症状が出てきます。
精神的なストレスの場合
精神的なストレスが原因の多汗症については、強い緊張やストレスを抱えることによって一気に汗が出てしまう多汗症もあります。
精神性発汗という言葉があるとおり、精神的ストレスと汗というのは大きく影響があるのです。
生活習慣の乱れの場合
食生活や生活習慣の乱れが多汗症の原因となる場合もあるのです。
特に肥満体型の方は多汗症になるケースも少なくはないです。
皮下脂肪の影響で、体に熱がこもってしまうので、汗として大量に外に放出するということがおこるのです。
また、食生活でも塩分や脂質が多く含まれるものを食べていると、汗が出やすくなります。
まとめ
実際、多汗症の原因というのは様々な要因が考えられますが、多汗症かも知れないと思った時に、原因としてあげられるものを考えて対処することが出来れば、多汗症の症状も和らぐかもしれません。
これを機に、ご自分の体調や生活環境などについて見直してみるのもいいかもしれません。